手洗いを学ぼう ユニセフと手洗い

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  • 医学博士 小口江美子の話
  • ユニセフと手洗い

下痢の脱水症状を和らげるため、経口補水塩の使いかたを教わる母親

下痢の脱水症状を和らげるため、経口補水塩の使いかたを教わる母親

© UNICEF/NYHQ2010-0184/Noorani

世界で5才の誕生日を迎える前に亡くなる子どもたちは、年間520万人。約6秒にひとりの子どもが命を失っています。

子どもたちの命を奪う病気の多くは、予防ができるもの。
安全な水と栄養のある食事をし、トイレや蚊帳を使えたり、予防接種を受けられれば、子どもたちの死を防ぐことはできます。

しかし、栄養が十分にとれていないこともあって、病気にかかりやすく、ひどくなりやすいのです。また、近くに病院がない、病院にいくお金がないなどの理由で、十分な治療を受けられず、亡くなってしまうことも多くあります。

学校の手洗い場で、手を洗う子どもたち

学校の手洗い場で、手を洗う子どもたち

© UNICEF/INDA2009-00203/Pietrasik 

このため、病気にならないためには、病気になりにくい生活を送ることがとても大切です。病気をもたらすバイキンを体に入れないために、せっけんを使った手洗いはとても大切です。

せっけんを使って正しく手を洗えば、子どもたちの命を奪う下痢性疾患と肺炎の2つの病気を予防し、100万人もの子どもたちの命を守れるといわれています。

世界では、せっけんは、多くの家にあって洗濯などには使われるものの、手洗いに必要ということは、十分に知られていません。ユニセフは、せっけんを使った手洗いが大切であることを、子どもたちを中心に伝え、広めています。