手洗いを学ぼう 医学博士 小口江美子の話

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手洗いを楽しく覚えて習慣にしましょう 昭和大学大学院教授 小口江美子

手を洗う習慣を子どもの頃から身に付けることは、医療環境の良くない発展途上国ではもちろんのこと、 日本のような先進国でさえ、インフルエンザなどのウィルスや様々な細菌から自分の身を守る為の 大切な基本手段といえます。

消毒液による手洗いとは異なり、石鹸を使う手洗いは、「手がツルツル」「泡がブクブク」などの ワクワクするような感触が広がり、子どもたちに受け入れられやすいものです。

手洗いに必要な手の6ヵ所(掌、手の甲、指の付け根、親指周囲、爪の間、手首)の 基本を盛り込んだ世界手洗いダンスは、音楽や振り付けに合わせて、正しく入念な手洗いを楽しく覚え、 帰宅時や食事前の手洗いを習慣化し、衛生観念を育てるのに役立つプチ教材といえます。

私は音楽運動療法を開発し実践指導している健康運動指導士です。 身体を動かしにくい高齢者のリハビリや介護予防の分野においても、音楽体操は楽しく身体を動かす上で 適切な方法です。予防に役立つ動作を無理なく身につけ習慣化することは実際に疾病予防に繋がります。 子どもからお年寄りまであらゆる年齢層の人々が無理なく楽しみながらできるダンスや音楽体操は 健康維持に大変有用な方法と考えています。